あいたくて
2011年 04月 06日
出産を挟んで「読書」のカテゴリで記事を書かなくなってしまいましたが、
私の愛読している月刊誌「ハーストーリー」の3月号に載っていた詩をご紹介します。
10代後半から20代前半くらいの当時の私が読んだなら、きっと胸をギュッとされただろうなと思う詩だったので。
こんなこと、考えてたことあったな~、と思ったので。
あいたくて 工藤直子
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた――
そんな気がするのだけれど
それが だれなのか なになのか
あえるのは いつなのか――
おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている
それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それを手わたさなくちゃ
だから
あいたくて
にほんブログ村
私の愛読している月刊誌「ハーストーリー」の3月号に載っていた詩をご紹介します。
10代後半から20代前半くらいの当時の私が読んだなら、きっと胸をギュッとされただろうなと思う詩だったので。
こんなこと、考えてたことあったな~、と思ったので。
あいたくて 工藤直子
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた――
そんな気がするのだけれど
それが だれなのか なになのか
あえるのは いつなのか――
おつかいの とちゅうで
迷ってしまった子どもみたい
とほうに くれている
それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それを手わたさなくちゃ
だから
あいたくて
にほんブログ村
by matofu99
| 2011-04-06 15:07
| 読書